月刊 猫学生 12月号

いよいよ3回目にして最終試験。落とした2科目のうち1科目カバーです。
(あと1科目は来年また・・・。ちーん。)
 
今回は、まずまずいけたと思います。ちゃんと試験勉強もしました。
せっかく勉強したので、覚えているうちに書きたいと思います。
 
特集「スピーチアクト」!
スピーチアクトについて書きますね。
 
これは発話行為ともいいます。独り言もふくめて、喋ったら「発話」。
日常生活で発話行為は欠かせませんよね。
 
ひとりの発話が複数の発話になると、「会話」に発展します。
さて、ここからが問題勃発です。
 
会話がうまくいかないことってありますよね!?
うまくかみあってないとか、またテキトーなこと言うてるわとか、
何言うてるんかわからんけどマァいいやとか、結局どういう意味やねん腹立つとか。
 
これって、ちゃんと学問的に説明されております。
「協調の原則」と「4つの公理」といいます。
 
協調の原則は、発話はルールや常識のもと、行われるというものです。
こんにちは、の発話に対して、どういたしまして、とは言いません。
 
相手の発話に協調しないと、バラバラな発話のやり取りになってしまいます。
よく会話をキャッチボールにたとえますよね。
 
話をしていて、うまくかみあわない原因として、まず考えられるのは、
この協調の原則を、いくらか乱しているから、といえそうです。
 
次に、協調の原則には4つの公理があります。
①量の公理 ②質の公理 ③関連の公理 ④様態の公理です。
 
では順番に、①量の公理「発話は必要な分にする」
うまく伝わらないのは、説明が足りないのか、情報が多いのか、のどちらかです。
 
②質の公理「発話は真実、または十分根拠のあるものにする」
いいかげんなことを言い過ぎると・・・ろくなことありません。
 
③関連の公理「発話は関係のあることする」
何ゆうてるかわからんのは、関係のないことを持ち込むからです。
 
④様態の公理「発話は明快、明瞭、簡潔に、わかりやすくする」
これに反すると、腹立ちますね。
 
いかがでしたか?なるほど~でしたか?
 
さらに4つの公理には、「公理の逆用」というのがありまして・・・
わざと公理を破ることで、それぞれ①婉曲否定 ②詐欺 ③撹乱 ④皮肉 という悪用方法が・・・
 
もっと知りたくなった方は、英語学>語用論へどうぞ。
勉強する仲間が増えると、うれしいにゃ~