30代で脳梗塞(6)

突発性難聴にしては症状が重い、というので検査がはじまりました。
 
MRIで脳を検査すると、、、小脳が腫れてしました。
画面で見ると、白く、ピカピカに輝く、私の小脳。ヤ、、、、ヤバイ。めっちゃヤバイ。
 
「小脳梗塞」、、、脳梗塞でした。
家族にすぐに連絡しないと、、、周囲の動きがにわかにあわただしくなりました。
 
すぐに点滴が切り替えられました。
入院してからずっと点滴は受けていましたが、脳関係のものが最優先になりました。
 
絶対安静、尿を出すためのカテーテルを入れて、トイレにも動けなくなりました。
これで自動的にオショウスイが袋に溜まりますからね、と告げられたとき、一体どういう仕組みになっているんだろう、と不思議に思いました。
膀胱にささってる管を抜いて、観察したい好奇心にかられました。
 
それから絶食5日間を命じられました。絶食すると自然治癒力が高まるそうです。
ベットに横になっているだけでも、お腹は減るのですが、たいして食欲はないので、そんなに苦痛ではありませんでした。
 
つらかったのは、水分も摂ることができなかったことです。
口の中の渇きは、咽喉の奥までカラカラになって、痛みを感じるほどでした。
 
看護士さんに咽喉が渇きすぎて痛い、と訴えると、水分を含んだガーゼを口に挟んでくれました。
チューチュー、、、ガーゼを吸う私。なんか甲虫になった気分。新種ビートルキャット。