紀猫は猫アレルギーであるにもかかわらず

2016年3月、年度末恒例の多忙を極める頃、今年度最終のレッスンを迎えた日の朝から息苦しくて心臓がバクバクしていました。次は心筋梗塞やったりして?!いつもの喘息発作とは違う胸の苦しさは治まらないまま、なんとか午前中の今年度最終レッスンは無事に終えることができました。時々苦しくて言葉に詰まることがありましたが、ラストで感極まってしまった風を装って最後まで笑顔キープ😅

 

午後から頭がボーッして仕事にならなくなり早退しました。家に帰って即寝。夕方喉が渇いて水分補給をしようと起き上がったとき心臓がまたバクバクしました。キッチンに移動するだけで心臓がバックバク、これヤバイにゃ。身体も熱くなっていて計ったら38度の発熱、インフルエンザかもしれない、、、高熱になる前に病院に行こう。

 

身体を動かすと激しい動悸に襲われました。家の外に出て駐車場に向かうのに心臓が飛び出しそう。牛歩作戦で駐車場までノロノロ歩いてニャーコラショ、なんとか車に乗り込みました。ホンマどないやねん!身体中が故障だらけやんか。

 

病院の駐車場に到着してからも病院受付までの道のりが長くて牛歩戦術では気が遠のきました。喘息の発作も軽く始まって喘鳴がヒューヒュー、動悸、息切れ、めまいに。(キューシン♪救心♪)

 

ようやく受付に到着しました。息子猫の幼少時代に急病で時々かけこむことがあって勝手はよくわかっていました。ハイニャー保険証の提示ニャ、あたりで苦しくなってうずくまりました。意識が途絶えそうになりました。

 

すぐに車椅子が運ばれてきました。視界が狭くなっていてビックリ、車椅子だけが無人で動いているように見えました。誰かに脇を抱えられて近くに人がいるんだなぁとわかりました。車椅子に乗せられて処置室(その時は何処かわからなかった)に運ばれました。

 

意識朦朧としているところに、わかりますー?と声がかかったのでハイわかります、と返答すると診察が始まりました。ちょっと酸素濃度を測定しますよー?紀猫の指がパルスオキシメーター(血中酸素濃度を測定するクリップ)に挟まれました。うわ80%台ですよーもうすぐ意識なくなるレベルですよー?(90%台後半が通常値)

 

紀猫は普段から94〜95%で低めだとしても喘息発作時が90%前後、喘息だけでこんなに低いことはないです。意識はありますけどとにかく苦しいですと訴えました。医師がベット空いてるー?と看護師さんに確認、入院することになりました。えっ!いきなり入院ですか?声を出すとゴホゴホ咳が出て止まらない、心臓もバクバク、ニャー苦しいー。

 

急性アレルギー発作の症状ですねー原因不明ですけどー過労とかストレスとかー?ひと晩で発作はおさまると思いますから朝まで入院していってねーあとアレルギー検査しときますー?直ぐに結果わからないけど採血しときましょ!

 

血液でわかるんだからすごいですねぇ…紀猫は脳梗塞後の経過観察で頻繁に採血しています。検査目的に使ったあとは献血に回してもらえないかな…といつも思います。それにしても血ィどうやって廃棄してるんやろ?基本は焼却?どうでもいい疑問が浮かんだけど看護師さんに聞くのはやめておきました。ふと気になる医療廃棄物の行方…そのあと病棟に運ばれて酸素マスク着用、点滴を受けてる途中で眠りに落ちました。ふと目覚めると暗闇の中にいました。うわ、今何時?夜の11時近くになっていました。

 

うちは門限がないので何時に帰ってもOK、でも帰ってこないのはNGなので、朝まで入院なのを伝えておこうと、えーと、病院で朝まで点滴してます、送信。「了解です👌」おい、家族員たちよ、それだけかーい!て感じですが、その他は全部あとでいいよで済ませてもらえて何一つ追及されません。まったく猫は何やってんだか…で済むことに感謝。朝までゆっくり入院しよう。

 

朝は5時にバチッと目が覚めました。起き上がると心臓バクバクの息苦しさは消えてなくなっていました。帰り支度をして何事もなかったかのようにサラバニャー。駐車場で車が見つからなくて困りました。どこに駐車したんだっけ?意外と近くにあるのに通り過ぎて遠い所で探していました。あれ?牛歩の道のりはあんなに遠く感じられたのに?ケロッと蛙の道のりは近かったです。

 

家に帰るとキジトラ爺猫がノッソリやって来てカラダをスリ寄せてきました。爺さま猫のお腹に顔をうずめてスーハー(猫吸入)するのは毎朝の日課、ニャー幸せ!さぁ、今日もお仕事ニャ。

 

後日、血液検査結果で動物性蛋白・魚介類以外のすべての項目にアレルギー反応があることが判明しました。アレルギーレベル6段階の評価、犬猫アレルギーは特に要注意で猫はレベル6MAX、犬はレベル5。あとは植物アレルギーがレベル2〜3。食物アレルギーがレベル1〜2。項目を見てみるとやっぱりそうだったのか〜アレルギーじゃないかと思ってた〜と納得するものばかりでした。

 

とりわけ犬猫アレルギーは納得ニャ!以前に3日間だけ動物病院に実習に行ったときは呼吸がめっちゃ苦しかった…犬は撫でるだけで手が痒くなったし。猫はアレルギー抗体ができたけど、ミケ茶子に出会った頃は目と目が合っただけでクシャミしてました。猫なのに猫アレルギー体質だったニャー。 

 

【紀猫デリNORINECOまとめ】

「紀猫は猫アレルギーであるにもかかわらず」それでも猫吸入は止められません。