ロシア行きたいって言うてたやろ?

2015年4月、高校時代の同級生Mちゃん改めKパンから電話がかかってきました。

 

「なーなーホンマにロシア行かへん?こないだロシア行きたいって言うてたやろ?」

 

ええ、申しました確かに。春休みにKパンと会った時に遡って思い出すと、ロシアに行ってみたいと言っていたのはKパンで、その時にもロシア行かへん?と誘ってもらって行きたいって言いました、私。

 

「あんなー今モスクワ線がセール出てるねん。行く?」

 

行く行く!!行くわー。即決で行くことになりました。そう言えば前回の台湾旅行もこんな感じでした。電話しながらPC開いて2人同時進行でフライト予約を入れました。

 

「せーのでポチるでぇ!」

 

ポチッと予約完了。とにかくエアーが先の大鉄則はいつも通り。いつも通りではないこと、その1。ロシア滞在ビザの謎解きがあること。ビザ発給にはロシア滞在中の宿泊先を事前に手配して、宿泊先からの招待レターが必要とのこと。何それ?

 

いつも通りではないこと、その2。預け荷物にはロックのかかるスーツケースが必須。そんなに物騒なのかロシアって?これまでずっとバックパッカーだった私はスーツケースを持っていません。

 

その2はスーツケースデビューするとして、深まる謎その1に手掛かりを得るべくロシア専門旅行会社を訪ねました。既にエアーは手配済で、あとはランドだけ何とかなるものなんでしょうか?

 

ロシア専門旅行会社にて。「うちは飛行機とホテルのセットでやってますよ。ホテルだけ?出来るけど割高になりますよ。ロシア初めてですか?じゃぁ、うちに任せてもらえば安心。ロシアはねぇ、ちゃんとやっとかないと不法滞在になりますから。ちょっとでも安く行こうなんて考えるのが間違いのもと。もし万一のことがあって大使館に駆け込んでも不法滞在者扱いになって逮捕されますよ。」

 

不法滞在になる!?

逮捕される!!??

 

物騒な言葉に怯ませといて顧客を獲得する商法なのか、それとも本当にそうなのか、謎は深まるばかりなのです。ビザの取得方法を探ってみても「個人でビザを取るのは難しい。ウチで手配すればビザは間違いない。」と言われるだけで個人での取得方法は教えてもらえませんでした。そりゃあ商売ですからねぇ。

 

これまで個人手配でずっと旅行してきた経験をもってしても、今度のロシア旅行は先行き不安でした。ビザのことが解決しないとモスクワに到着しても入国できへんやんか。こんなこと初めてやわ。

 

こんなこと初めてなのは個人海外旅行の経験多数なKパンも同じようでした。なんかようわからへんよなーけど個人でロシア行ってはる人おるみたいやから絶対行けるはずやねん、ネットで情報集めるわー。Kパンのお見事な有言実行で、毎週何かしらの情報が送られてきました。

 

さあ、ロシアに入国できるんやろか?

予約した飛行機は8月、ビザは間に合うんやろか?

 

【紀猫デリNORINECOまとめ】

旅行前からドキドキワクワク。こんな気持ち、しばらく忘れてました。まだ通信手段が電話と手紙だった時代、海外個人旅行の手配にはとにかく手間がかかっていたのを思い出します。ネット時代になって、そういう手間がほとんどなくなったというのに、どうにも手間がかかる、しかも手間のかけ方もわからないロシアって?!ちょっと何、ロシアおもろそうやん!!