片耳サバイバル英会話をやってみた

2015年1月、寒い季節になって脳梗塞が再発しないように、冷え込む朝晩は特に気をつけるようになりました。早朝は目覚めてから直ぐに動き出すのをやめて、起き上がってからしばらく布団の中にいる猫たちに話しかけていました。今朝も寒いニャー、とかニャンとか、他愛のない猫との会話。

 

どういうわけか、英語で夢をみはじめました。週に1回くらい、夢の中で英語を喋っている私、自分でも何を喋ってるのかわからないけど、登場する人々も英語を喋っていました。夢の中で自分が映画の中にいるような感覚でした。映画を見なくなったせいで映画に飢えていたのでしょうか。

 

週1の頻度からすると、夢の中で英会話教室に通ってる感覚もありました。これってニャンニャノカニャー??

 

ニャ!お目覚め一番、英会話レッスンを受けるアイデアを思いついてしまったニャ!毎朝5時に英語でモーニングコールしてくれる人を探してみようニャー!!

 

さっそくネットで「モーニングコール 英語」を検索。するとモーニングコールは和製英語で、英語で正しくはウェイクアップコールとの情報をゲット。

 

ウ~ニャ、方向性が違いますね。私は人を探しているのです。英語で電話をしてくれる人を。すると奇跡的に見つかりました。平日の朝5時台に10分間、電話で英会話してくれることになったのは在日外国人のネイティブスピーカーさん、どうもどうも、ありがとうございます。

 

平日の月曜日から金曜日、毎朝が英語で始まる生活。スゴイニャー。ただの思いつきが実現する世の中になったのはネットのおかげです。ネットは需要と供給をマッチングさせるツールでもあるのですね。ニャントー。

 

さて、寝ぼけた脳ミソで何を話せばいいのか?毎朝のことだし、まだ朝のニュースも見ていないうちに話す時事ネタもなくて、とにかく私は眠いです、あなたも眠いですか?的な会話を繰り返すのも不毛すぎます。ええと、それなら私の毎日の英語レッスンプランを聞いてもらうのはどうでしょう。

 

一方的に私が本日のレッスンプランを話して上手く説明できない箇所を「〜ということですか?それなら・・・と言えばオーケーですよ!」と修整してもらいました。

 

それとはちょっと似て異なるんですがーということは度々、かなりありましたが、自分の言いたいことを英語でどう表現すれば近いのかがだんだんわかって表現バリエーションが広がりました。英会話って基本パターンがあって、パターンを連結させればいいのです。パターンを増やせば表現も豊かになるわけです。

 

理屈は簡単。でも理屈通りにはいかないのは、実践では即座にパターンを引き出さなければいけないのと、何より最難関なのが発音です。日本人英語学習者の弱点は「自分の発音は良くない」と思い込んでいて、発音の悪さを恥ずかしがって積極的に話そうとしないことです。私もそうでした。

 

発音が良くないのは当然だとしましょう。ジャパニーズイングリッシュなんですから。とにかく話さないと、いつまでも話せるようにはならないです。さぁ、話すのニャー!

 

電話で英会話はボディーランゲージが通用しません。話さないと通話が成立しないので、とにかく話すしかない状況にするには好都合でした。

 

相手がネイティブスピーカーだったので、初めは表現力乏しいジャパニーズイングリッシュが苦痛を与えてるのでは?と思いましたが、そうでもなかったみたいです。話している内容は新鮮、時々意味不明になるのを謎解きするのが面白い、と言ってくれていました。

 

これまた需要と供給の釣り合いがとれてますね。遠慮なく下手くそな英語を話しまくって面白がってもらえるなんて。

 

電話で英会話は、私にとって好都合なことがもう1つ、片耳のハンデキャップを気にする必要がなくなりました。片耳サバイバル英会話、約1年半、お世話になりました。思いつきで始まった電話英会話、終わりのきっかけは思いつきもしないことでした。その話はまた今度。

 

【紀猫デリNORINECOまとめ】

「片耳サバイバル英会話をやってみた」ら、「聞く≫話す」だったのが「聞く≧話す」になりました。話すと癒やされるんだって。でもね、英語で話すのはストレスが生じて、癒やされてるんだかどうだか分かりません。